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アル酎ハイマーはいかい士

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~ 大嘗宮(だいじょうきゅう) ~ 
大嘗祭の中心的儀式「大嘗宮の儀」が行われた「大嘗宮」がほぼ儀式の時のままで

江戸城跡に一般公開されています。

おそらく、もう二度と見ることがないと思われるのでとりあえず駆けつけました。

考えることは皆同じなんでしょうか、予想通り会場になっている江戸城天守台前は黒山の

人だかりです。




s-大嘗宮DSC_8642_01






『大嘗宮』とは、大嘗祭のために仮設される祭場のことです。5日間で建てられ,

祭後ただちに撤去されると言われていますが、実態は材料の調達、技術的検討・検証等を

含め数か月かかって造営されたようです。

内部にメインとなる祭場、「悠紀院」「主基院」を設け,それぞれ正殿は黒木造 (皮つき柱)

掘立柱,切妻造妻入りで建てられ,屋根は青草ぶき,天井にはむしろが張られる。

ただし、今回の屋根は板葺きとなっています。

内部空間は室と堂の2室に分けられ,社殿形成期の神社の形式を示すものと

されています。




   s-大嘗宮DSC_8692_01












儀式当日には、皇族以外の参列者が控えた幄舎(あくしゃ)があったところを

早々取り壊し今回の参観者の通路及び写真撮影エリアにしていました。

まずは、どうしても見ておきたかった『大嘗宮』の東西南北にある神門のうち正面玄関にあたる

”南神門”です。

北海道産のヤチダモを使った黒木造り(皮付きの丸太)の鳥居が造られています。

これは日本における最も古い形式の鳥居です。

それと、これは推定ですが、クロモジの木の小枝で造られたと思われる”柴垣”

と、そこに付けられている椎の和恵(しいのわえ)といわれる葉が付いたスダジイの小枝。

これらも、もっとも古い神社形式です。

ちなみに、外周垣は葭簀(よしず)張りです。





s-大嘗宮DSC_8657_01






これが見たかったのです。今ではほとんど見られない形式の神社様式です。

ですが、実はこの様式を一度だけ見たことがあります。

京都の嵐山竹林の入り口横に慎ましやかに鎮座する『野宮神社(ののみやじんじゃ)』 です。

『大嘗宮』 と同じく黒木鳥居と小柴垣に囲まれた清浄の地に建てられていました。

こちらの鳥居の材質はクヌギの木で造られていました。

『野宮神社』は代々、天皇の代理として伊勢神宮に仕える斎王が伊勢に赴く前に

しばらく滞在して身を清める場所であり、天皇家とはゆかりが深い神社でもあります。



こちらをを参詣した折、「この神社の様式は天皇陛下の代替わりの時に行う大嘗祭に造営される

仮設の神社と同じだ」と伺いましたが、まさかそれを現実に目にすることができるとは

思ってもいませんでした。ちょっと感動です。



【殿外小忌幄舎(でんがいおみあくしゃ)】


黒木鳥居の奥に見える切妻屋根の建物です。

祭祀の間、女性皇族が控える所です。




【衛門幄】


鳥居の両脇にある門を守る人達の詰所




s-大嘗宮DSC_8652_01










【庭燎舎(ていりょうしゃ)】



各神門を照らす庭火を焚いた建物

中央の穴に薪を入れて火を焚いたそうです。




s-大嘗宮DSC_8651_01










【悠紀殿(ゆきでん)】


メイン祭場の一つです。

ここで「悠紀殿の儀」が執り行われます。

悠紀とは日本を東西に分け、東の方の国という意味です。

まず先に、東の方の国の民の安寧(あんねい)や「五穀豊穣」などを祈り、引き続き

「主基殿(すきでん)」で西の国のために同じことを繰り返します。

ちなみに今回は11月14日の夕方から「悠紀殿の儀」が始まりました。



奥に位置するので見学用通路からは、屋根の「千木(ちぎ)」しか見えません。

悠紀殿の「千木」の先端は水平に切られているので「内削ぎ」と言います。




         s-大嘗宮DSC_8666_01











【主基殿(すきでん)】



「悠紀殿の儀」に引き続き、11月15日の夜明け前、西の国のために「主基殿の儀」

執り行われました。

主基殿の「千木」は垂直に切られいるので「外削ぎ」と言います。

一般に「内削ぎ」は女の神様が祀られ、「外削ぎ」は男の神様が祀られていると言われる

ことがありますが、どうやらそれは迷信に近い事実とは違う言い伝えのようです。

内部の柱はすべて長野県産のカラマツ黒木で造られています。




         s-大嘗宮DSC_8662_01






主基殿の棟に「鰹木(かつおぎ)」が3本ついています。

「千木」も「鰹木」も元々は屋根の補強の一つだったものが象徴的になり、神社建築に

残されてきたものです。

手前の鳥居は”西神門”です。

やはり黒木造りになっています。




一番手前の壁に”椎の和恵”がついている建物は神饌を調理する”膳屋(かしわや)”です。



s-大嘗宮DSC_8668_01












【風俗歌国栖古風幄(ふぞくうたくずのいにしえぶりのあく)】


悠紀・主基両地方及び国栖の歌を奏する建物です。

左右に一棟ずつ合計2棟あり、こちらは悠紀側のものです。



s-大嘗宮DSC_8648_01










【小忌幄舎(おみあくしゃ)】



祭祀の間、男性皇族が控える所です。

悠紀側の小忌幄舎です。




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こちらは主基側の小忌幄舎です。


手前にある灯籠は黒木丸太で造られた”黒木灯籠” です。




s-大嘗宮DSC_8660_01










【廻立殿(かいりゅうでん)】



悠紀殿、主基殿の北側『大嘗宮』の一番奥に設けられており、祭祀に先立ち、天皇が沐浴を行う

所です。

殿内は東西二間に仕切られており、西の部分を「御所」、東の部分を「御湯殿」となっています。


手前の葭簀(よしず)垣に囲まれた建物は悠紀・主基両地方から採れた新米を収納した建物で

”斎庫(さいこ)”と呼ばれています。




s-大嘗宮DSC_8673_01







以上、式場全体に霊気が漂うような雰囲気の『大嘗宮公開』でした。

尚、今回使われた材料は解体後、全て再利用される予定だそうです。



s-大嘗宮DSC_8675_01







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旅・はいかい | 07:57:05 | トラックバック(0) | コメント(0)
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