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アル酎ハイマーはいかい士

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~ フェルメール展 ~
 《真珠の耳飾りの女》(1662-1665頃)をはじめ、《牛乳を注ぐ女》(1660頃)などの作品で

広く知られる17世紀オランダの画家、ヨハネス・フェルメール(1632〜1675)。

その日本美術展史上最大規模の展覧会が東京・上野の森美術館で開催されている

と言うので、やって来ました。




DSC_フェ2701_01








現存する作品が35点とも言われているフェルメール作品のうち8点が展示され、日本初公開の

作品も2点あると言うことなのでわくわくしながらやって来ました。

以前、2度程見に来たときは、たいへんな行列で入場までだいぶ待たされた挙げ句

お目当ての作品の前は、黒山の人だかり、遠くから見るのがやっとでした。

今回は、欧米では普及していると言う「日時指定入場制」方式を採用し、事前に希望した日時で

指定されたチケットにより入場する仕組みになっていました。

初めての経験なので、どんな様子か判らないので指定された時間の20分前に入場口に来てみました。

するともうすでに30人程の人が並んで列を作っていました。

まあ、そんなものか、それでも前回と比べたら雲泥の差か!

と写真撮影もほどほどに、最後尾に並びました。




DSC_フェ2704









たまたま、持っていた雑誌に目を通しながら時間をつぶし開演5分ほど前に

後ろを振り向くと、なんと、なんといつの間にか300mほどの列ができているでは

ありませんか。 びっくりです、たった15分程の間に!

皆さん私と同じで、時間指定のチケットを持っているから、時間ぎりぎりでも

大丈夫と踏んでおっとり刀で来たようですネ。

そしてあわてて並んだ模様です。

今回の入場システムの唯一の欠点を見ました。いつもならこれだけ並んでいたら

「では、日を改めて」となるところですが、今回ばかりは「日時指定」今並んででも入らなければ

チケットが、無効になる可能性があります。




DSC_フェ2709





DSC_フェ2707











とりあえず、思ったよりはすんなり入場できました。

そして、入場時、フェルメールを200%理解してもらうためにと言う理由で

無料で入場者全員に音声ガイドが渡されました。

良い試みですね!

それだけではなく、展示された全作品について解説された小冊子が配られました。

とてもわかりやすく書かれ、後からでも読み返して確認でき、素晴らしいサービスだと思います。

関係者全員に”あっぱれ!” です。








展示場の中は、6つの章に分けられた流れの構成で造られていました。



       第1章 オランダ人との出会い:肖像画

       第2章 遠い昔の物語:神話画と宗教画

       第3章 戸外の画家たち:風景画

       第4章 命なきものの美:静物画
 
       第5章 日々の生活:風俗画

       第6章 光と影:フェルメール
  



1~5章は、ハブリエル・メツー、ピーテル・デ・ホーホ、ヤン・ステーンらオランダ同時代の

絵画と合わせた約50点を通して、17世紀オランダ絵画の広がりと独創性を紹介しています。

そして、最後の6章が、お目当てのフェルメールの作品です。

今回来日した、フェルメールの作品の全てが「フェルメールルーム」と称した一部屋に

集められていました。

このような景色は、フェルメール本人も見たことが無いだろうと関係者自身が表されていましたが

確かにそう思います。本人も見たら感動するのではないでしょうか。












では「フェルメールルーム」から



「光の魔術師」とも称されるフェルメールの、わずか35点とされる希少な現存作品のうち、

国内過去最多の8点が展示されています。

そのうちの1点が開催の途中で入れ替わる予定の様なので

都合9点が展示されることになります。









【マルタとマリアの家のキリスト】



1654-1655年頃 | 油彩・カンヴァス | 高158.5×幅141.5cm

スコットランド・ナショナル・ギャラリー



聖書に取材した唯一の作品

姉のマルタは給仕に忙しいが、妹のマリア「はキリストの話」に聞き入り手伝わない。

マルタはその不満を、キリストに訴えると

キリストは平然とマリアを指さし「マリアは良い方を選んだ」と。

名言ですネ、使わしてもらいます。




DSC_フェ9125_01











【朱い帽子の娘】



1665-1666年頃 | 油彩・板 | 高23.2×幅18.1cm

ワシントン・ナショナル・ギャラリー



日本初公開


窓は絵がかれていませんが、ちゃんとフェルメールビームは描かれています。

「真珠の耳飾りの少女」を彷彿させう様な瞳、耳飾りの真珠、鼻の頭に光の粒が描き込まれ、

少し開いた口元はつややかに輝いています。

技術的なことは、良くわかりませんが、写真であれば明らかな失敗作となる

ハレーションを、巧みな視覚効果として生かした劇的な作品となっているそうです。

フェルメールの作品は、ほとんど「左からの光」をかいているのでサウスポーかと思って

いましたが「右からの光」も描くのですね勉強になりました。

今回の、フェルメール展の作品の中では、「牛乳を注ぐ女」「真珠の首飾りの女」に次いで

お気に入りの作品です。





         フェimage-15











【ワイングラス】


1661‐1662年頃 | 油彩・カンヴァス | 高67.7×幅79.6cm

ベルリン国立美術館


日本初公開



この作品も「赤い帽子の娘」同様お気に入りの作品です。

ワインを飲み干そうとしている女性にすぐにでもワインを注ごうとしている男の

うす笑いの唇が、その下心を良く表していると思います。

ほとんどの男性は、他人ごとでは無く捉えたのではないでしょうか。




DSC_フェ9130_01











【手紙を書く婦人と召使い】



1670-1671年頃 | 油彩・カンヴァス | 高71.1×幅60.5cm

アイルランド・ナショナル・ギャラリー



この作品もとても魅力的で素敵な作品です。

品のいい婦人が、落ちた赤い封印やスティック状のシーリングワックス(封蝋)などに

気づかず一心腐乱にラブレターでも書いているのでしょうか。

書いている姿勢や目線から、おそらく綺麗な文字で書いていることが、想像させられます。

思わず「ちょっと、顔をあげてもらえませんか」と声をかけたくなりますね。




        DSC_フェ9131_02










【手紙を書く女】



1665年頃 | 油彩・カンヴァス | 高45×幅39.9 cm

ワシントン・ナショナル・ギャラリー



17世紀のオランダでは郵便制度の発達に伴い手紙でのやり取りが盛んに行われた。

フェルメールも手紙をテーマに6点の作品を描いています。

机に向かい手紙を書く女性が、ふとこちらに顔を向けて微笑む。

「あら、いらしてtんですか」とか「いつから見ていたんですか」などの会話が

聞こえてくる様です。

モデルの来ている「黄色い毛皮の上着」はフェルメールがお気に入りの様で

「リュートを調弦する女」や「真珠の首飾りの女」にも描かれています。

フェルメールの財産目録にも記されていたそうです。




    DSC_フェ9132_02











【リュートを調弦する女】



1662-1663年頃 | 油彩・カンヴァス | 高51.4×幅45.7 cm

メトロポリタン美術館



窓の方に視線を向ける様子は見る者の想像力をかき立てます。

壁の絵は、愛する人が遠い彼方にいることを示唆する地図だそうです。

こちらも、「黄色い毛皮」です。




    DSC_フェ9133_01










【真珠の首飾りの女】



1662-1665年頃 | 油彩・カンヴァス | 高56.1×幅47.4 cm

ベルリン国立美術館



室内に立ちすくむ女性は真珠の首飾りを結ぼうとリボンを手に、壁にかかる小さな鏡を

見つめています。かすかにほころぶ口元と宙を見るような甘い眼差しはこの後起こるであろう

出来事への期待でしょうか。身支度にいそしむ女性が見せるふとした表情をフェルメールは

静寂の中に繊細に描き出しています。

「黄色い毛皮」がより鮮明に描かれています。




     DSC_フェ9128_02











【牛乳を注ぐ女】



1658-1660年頃 | 油彩・カンヴァス | 高45.5×幅41cm

アムステルダム国立美術館 



フェルメールの代表作の一つですネ。

女性が牛乳を注ぐのに没頭している様子を写真家がシャッターで切り取ったように描いています。

「注がれる牛乳以外のすべてが静寂に包まれている」と言う解説がありましたが

まさにその通りです。

何と言うこともない日常の所作をさりげなく切り取り、光を自由に操り名画に仕立て上げる

まさに「光の魔術師」の真骨頂ではないでしょうか。

又、女性のたくし上げた一の腕の太さ、力強さと日焼けの後、その腕に当たる光の濃淡だけで

彼女の普段の仕事を想像させる描写力にも関心させられます。





    DSC_フェ9129_02










イヤー!! 感動しましたネ!!

終わるまでに、もう一度見にきたいですネ。

出来れば、入れ替わりで来る「取り持ち女」が来てからにしましょうかネ。




以上、上野の森美術館 『フェルメール展』 でした。
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芸術 | 04:43:32 | トラックバック(0) | コメント(0)
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