2018-10-09 Tue
京都へ来たら、行ってみたい神社の一つ『野宮神社』 が、”嵐山竹林の小路”の東側入り口の横に鎮座していました。
社 号 野宮神社
鎮座地 京都府京都市右京区嵯峨野々宮町1
主祭神 野宮大神(天照皇大神)
社格等 村社
創 建 大同4年(809年)・・・根拠不明
例 祭 春5月第3・4日曜 秋10月第3日曜
【由緒・沿革】
天皇の代理として伊勢神宮に仕える斎王が伊勢に赴く前に身を清める場所であり、黒木鳥居と
小柴垣に囲まれた清浄の地を選んで建てられた。
その様子は源氏物語「賢木の巻」にも描かれている。
野宮の場所は毎回異なっていたが、嵯峨天皇の代の仁子内親王のときから現在の野宮神社の
鎮座地に野宮が作られるようになった。斎王の制度は南北朝時代、後醍醐天皇の代の
祥子内親王を最後に廃絶し、その後は天照大神を祀る神社として存続していたが、
度重なる戦乱の中で衰退した。
後に後奈良天皇、中御門天皇らの綸旨により再興され、現在まで皇室からの厚い崇敬を受ける。
近年では、1980年(昭和55年)3月18日に浩宮徳仁親王殿下、1994年(平成6年)2月12日には
秋篠宮文仁親王殿下並びに同妃殿下が御参拝された。
【社号標】
【黒木鳥居】
黒木鳥居はクヌギの木の皮を剥かないまま使用する、日本最古の鳥居の様式です。
【小柴垣】
「黒木鳥居」の両サイドに見えている小枝状の垣根です。
小柴垣はクロモジの木を用います。
天皇陛下の御即位式で建てられる「大嘗祭」も黒木鳥居と小柴垣で囲まれます。
来年の五月新天皇の御即位式では是非確認してみたいですネ。
【手水舎】
横の井戸から直に水が汲みあげられています。
【社殿】
伊勢神宮同様、至ってシンプルな社殿です。
≪扁額≫
【神石(亀石)】
祈りを込めてなでると願いごとがかなうそうです。
それにしてもずいぶん撫でられたようで、砂岩なのに御影石のように黒光しています。
【じゅうたん苔】
境内には、嵐山の風景を苔で表わした「じゅうたん苔」と言われる苔庭が造られていました。
白砂で現されているのは保津川です。
苔に覆われた小さな渡月橋が白砂の上にかかっています。
優雅ですネ。
〖境内社〗
≪白福稲荷大明神≫
≪大山弁財天≫
以上、天皇家と深い関りを持つ 『野宮神社』 でした。
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