2018-08-10 Fri
一千有余年の歴史を経て 今なお息づく伝統の祭り 『南相馬野馬追』 に来ています。震災で中断などもありましたので、長年の思いがやっと実現しました。
一千有余年前、相馬氏の祖といわれている平将門が下総国(千葉県北西部)に野馬を放ち、
敵兵に見立てて軍事訓練を行ったのが始まりと伝えられています。
現在でも、先祖伝来の甲冑に身を固めた500余騎の騎馬武者が腰に太刀、背に旗指物を
つけて疾走する豪華絢爛で勇壮な戦国絵巻を繰り広げます。
まずは『野馬追』の行事の一つ ”お行列”
約3KMほどの町内を行列してきた「武者」が祭場に入場、集結します。
それぞれの武将とその家来ごとに順序良く入場です。

現在どんな偉い社長でも例えば市長でも、先祖が足軽なら足軽として参加です。
主人にたいしては敬語を使わなければなりません。
そんな、時代絵巻が展開されています。
シチュエイションとしては、「相馬家」の戦に加勢に駆け付けた近隣の武将と言う
設定のようです。
見るからに地位の高そうな武将もいます。



見るからに勇猛そうな武将もいました。

暴れ馬を上手に乗りこなしている武将もいました。


小さな若武者も参加していました。
乗馬の練習を何度もしてきたのでしょうね。
凛々しいです。

祭場のセンターで、相馬家の総軍師を筆頭に援軍を出迎えます。
援軍武者は「どこどこの誰平、ただ今参上いたし候!」と大声で挨拶します。


挨拶が済むと、「傭上の坂」を登り、総大将のいる「山の上の御本陣」へ向かいます。

武者全員が入場し、「甲冑競馬」の開始を待っています。

『野馬追』メインイベントの一つ”神旗争奪戦”です。
花火と一緒に打ち上げられた「神旗」を500を超える騎馬武者が奪い合います。
見事奪った騎馬武者はその神旗を御本陣へ届けて殿様から商品を受け取ります。



以上、勇壮な戦国絵巻 『南相馬野馬追 お行列と神旗争奪戦』 でした。
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