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アル酎ハイマーはいかい士

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~ 瑞宝殿 ~
”杜の都 仙台”に来ています。

7年ぶりでしょうか。

以前は仕事に追われ、ゆっくり”杜の都”を鑑賞できなかったので

今回は少しゆっくり見てみたいと思います。

まずは、仙台の歴史的スーパーヒーロー伊達政宗を祀る霊廟 『国宝 瑞宝殿』 にお邪魔しました。

場所は、仙台市都心部の南西、広瀬川の蛇行部に挟まれた経ケ峯に鎮座しています。





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苦手な坂と長い階段を登ると入り口が見えてきました。




         DSC_瑞5506_01










【手水舎】




DSC_瑞5508_01











【涅槃門】



『瑞宝殿』の入り口”涅槃門”です。


涅槃とは仏教用語で、智慧(ちえ)を磨き修行を積んで、迷いや煩悩(ぼんのう)や

執着を断ち切り、悟りに到達して、いっさいの苦・束縛(そくばく)・輪廻(りんね)から

解放された最高の境地をいう。

すなわち安楽な死後の世界にも通じる。

”涅槃門”とはその地へ向かう門と言うことでしょうか。





銅板葺きの黒漆塗りで、扉や垂木に施された金の装飾がよく映えた豪華な門です。

柱間上部や桁の透かし彫りは精緻を極め、蟇股(かえるまた)には青く彩色された麒麟です。

麒麟は良い君主が現れると出現すると言われる伝説上の動物であり、

建立した2代忠宗が政宗を名君だったと示したかったことが察せられます。

破風には最強の守護獣と言える牡丹を背にした唐獅子、麒麟の後ろには瑞雲という

めでたいことの起こる前兆を示す雲の装飾も見られます。




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【瑞宝殿】




『瑞宝殿』の入り口です。




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この入り口を潜り、短い渡り廊下を渡るとその奥に見えているのが『瑞宝殿』です。




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『瑞宝殿』



ど派手な桃山建築の霊屋「瑞鳳殿」です。



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隅棟に龍を這わせた銅板本瓦葺きで、黒漆塗りの宝形造りです。扉は涅槃門同様に

金の装飾が華やかで、大きな「竹に雀」が一つずつ、「九曜紋」が二つずつあしらわれています。

扉の左右には、平和が到来したときだけ現れるという鳳凰を上に乗せた華頭窓。

長押の上には、それぞれの楽器で音楽を奏でて政宗の死を慰める天女が瑞雲の中を舞い、

蟇股にはめでたいことの起こる前兆とされる瑞鳥。木鼻では唐獅子が守護し、

植物の文様や蝶をモチーフにした図柄も見られます。




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仏経的なモチーフから、龍などの道教的なもの、蝶や牡丹の中国的な取り合わせまで

何でも混在させた装飾様式を桃山様式と呼びますが、瑞鳳殿はこれの最たるものと

言えるでしょう。

派手好きな政宗らしい霊屋に悲愴感は全く感じられません。












「殉死者供養塔」



瑞鳳殿の両脇には、政宗に来世も仕えようと殉死した家臣15名と家臣に仕えた

陪臣5名の石塔も並びます。




DSC_瑞5519_01






しかし、武断政治から文治政治へ移行しようとする流れの中、主君を追って死ぬよりも

生きてその知恵を生かしてほしいと、徳川家康を筆頭に福岡の黒田如水、会津の保科正之らは

生前に殉死を禁じることが主流でした。

ところが、そんな戦のない江戸期を迎えても戦国武士としての価値観や武士道観を

強く持っていた政宗の片鱗を窺うことが出来る証の一つでしょうか。











【感仙殿】



仙台藩2代藩主・忠宗の霊屋です。

華頭窓の上や長押には装飾が無く、黒漆塗りの壁が表出して、瑞鳳殿よりもシックな印象を受けます。

政宗を継いだ忠宗は、法治主義と堅実な藩運営で産業振興をはかり

仙台藩の基礎固めをしました。

彼もまた、仙台藩の功労者だったようです。





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【善応殿】



3代藩主・綱宗の霊屋です。

造りは「感仙殿」と同様です。




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政宗の眠る瑞鳳殿。生前、政宗が「死後はこの辺に葬られたいものだ」と杖を立てた丘は、

2代・3代藩主らも眠る場所となりました。残念ながら太平洋戦争の空襲によって霊屋は

消失してしまいましたが、伊達家の寄付や市民の再建の機運の高まりによって美しく復元され、

現在も大切に守られています。

歴史が守れていると言うことは素晴らしいことだと思います。











以上、仙台の歴史が眠る『瑞宝殿』 でした。
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歴史探訪 | 22:44:10 | トラックバック(0) | コメント(0)
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