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アル酎ハイマーはいかい士

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~ 江戸東京たてもの園 其の1 ~
武蔵野の香り漂う「都立小金井公園」の一画に”江戸東京博物館”の分館として

敷地面積約7haを擁する「江戸東京たてもの園」があります。

名前は聞いていましたが、お邪魔するのは初めてです。




DSC_江戸1050_01









沢山の建物が展示されているので、全てを紹介することはできませんが

主だった歴史ある建物を紹介したいと思います。

園内は、西ゾーン、センターゾーン、東ゾーンの三つのゾーンに分かれています。



まず

≪西ゾーン≫





【前川國男邸】     東京都指定有形文化財



一番楽しみにしていた建物です。

前川國男は大学卒業後、パリに渡り作品が世界遺産にも指定された

巨匠 ル・コルビジェの許で建築を学びました。

帰国後は同じく巨匠と言われたフランク・ロイド・ライトの一番弟子、

アントニン・レーモンドの東京事務所でライトの建築を学んだ。

コルビジェとライトは永遠のライバルとも、犬猿の仲とも言われている中で、

その2人の巨匠から教えを乞うとは世界でも珍しいのではないでしょうか。

独立後は、モダニズム建築の旗手として日本建築界をリードし、

日本建築の発展に貢献してきた。

後に、「日本に丹下あり」とまで言われるような世界的建築家となった

「丹下健三」も、この前川事務所出身です。


そんな前川國男の自邸が園内に移築されていました。

1942年(昭和17年)に建てられたものを移築した。

その当時はおりしも、戦時体制下で建築資材の入手がままならない状況下で竣工しました。





入口です。

表札まで付いたままで、臨場感があります。

塀は、ライトやレーモンドが好きだった「大谷石」です。




DSC_江戸1060_01











切妻屋根で木をふんだんに使った和風の中に、前川らしいモダニズムが

一番表れているのはリビングを中心とした空間でしょうか。

切妻屋根の一番高いところを吹き抜けにして南面は壁全体が解放感のある大きな窓

になっていて上部からは直接光を取り入れ、下部は障子を通した光になっています。

その窓を小さな格子で区切り、リビングに移る影の濃淡を演出しています。

ガラス以外は枠から戸車に至るまですべて木材で造られています。

和紙で出来た照明カバーは彫刻家「イサムノグチ」のデザインだそうです。





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ロフトに上がる階段も、同質の木材で造りリビング空間のアクセントになっている。






DSC_江戸1062_01







家具は前川自身が直に選んだものだそうです。




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ダイニングテーブルは前川のデザインで、椅子は「水江忠臣」のデザインだそうです。

まさに、和風モダニズムでしょうか。





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リビングの入り口には大きな扉が付いていました。

これはちょっと使いがってが悪るかったのではないでしょうか。

解放感の為にあえて大きな開口にして、普段は開けっ放しにしたのではないでしょうか。






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南面です。

どことなく、山小屋風で最近竣工しましたと言っても通用しそうです。

真ん中の丸柱は電信柱を使用したそうです。

瓦屋根の下に見える破風は下に来るほど幅が広くなっていて

伊勢神宮風でしょうか。





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【三井八郎右衛門邸】



公開されている旧三井八郎右衛門邸は、三井家総領家である三井北家当主で、

旧三井財閥の総帥でもあった11代三井八郎右衛門高公(1895~1992)が、戦災で焼失した

旧本邸に代わる新本邸として敗戦後、旧本邸の焼け残りに京都、大磯など各地の別邸の

部材を集めて再建したものです。

高公の死後こちらに移設再建が行われた。




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ここは旧油小路邸の座敷を移築したものです。

高公夫妻の居室や寝室として使われた。



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サンルーム的な使い方をしていたと思われる広い廊下です。

奥にはホームエレベーターが設置されている。




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屋根裏の絹置き場です。

一大財閥を築く基になった物なので大切に保管されていたんでしょうね。




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食堂です。

壁や障子にには、多くの絵が描かれています。

客間とは襖で仕切られていて、欄間は「卍崩し」の透かし彫りが施されています。





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洋式椅子とテーブルを書院座敷に配した客間





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玄関脇にある和室は、旧大磯別邸で「望海床」と名付けられていた座敷を移設したもので、

趣味人であった10代高棟の画室として使われていた部屋。

大磯時代は床にオンドル式の暖房設備があった。




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【吉野家】       小金井市指定有形文化財




江戸時代後期に建てらえた民家です。

江戸時代に野崎村(現在の三鷹市野崎)の名主役を務めた家柄。




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家柄を思わせる広い三和土です。




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当時の生活を思い起こせるような囲炉裏端です。

係りの人が、火を焚きながら当時の生活を説明をしてくれました。




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続き間の座敷です。




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格式の高さを思わせる「付書院」がある奥座敷




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以上、 『江戸東京たてもの園西ゾーン』 でした。
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旅・はいかい | 23:01:40 | トラックバック(0) | コメント(0)
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