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アル酎ハイマーはいかい士

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~ 運慶展 ~
日本で最も著名な仏師と言われる『運慶』の主要作品が、史上初めて

一堂に会されたとの評判の”興福寺中金堂再建記念特別展 運慶”を観てきました。

場所は、東京上野の「東京国立博物館」通称”トーハク”です。




         DSC_運慶8507_01











前評判の良い展覧会は、開催期間中の最初と最後の時期は、込み合うので

中ほどの時期を狙って今日来てみました。

ネットで込み具合を確認してきたのですが、

それでも20分ほどの入場待ちとなりました。まあ、想定内ということころでしたが。

場所は”トーハク”内の一番奥にある「平成館」です。




DSC_運慶8504_01











展示場内は予想通り沢山の人で混雑し、最前列には中々たどりつくことができませんが、

絵画と違い360度観ることができ、迫力が立体感を持って伝わってきます。

『運慶』の作品は、どれも肉感的でたくましく、力強い顔つきと共に、

今にも動き出しそうな写実性が印象的でした。

特に”玉眼(水晶を入れた目)”には、感動と驚きを感じました。

あの時代に、このような高度の技法を駆使したこともさることながら

造られてから900年ほど経っているにもかかわらず、今にもこちらに迫ってくるような

「目力(めじから)」の表現力には圧倒されます。




         DSC_運慶8511_01


             国宝     毘沙門天立像

             文治2年(1186年) 鎌倉時代

             静岡・願成就院所蔵











もちろん、当然ですが展示されている作品に手を触れることはできません。

しかし『運慶』の作品の、衣のシワを観ていると思わず触ってみたい衝動に駆られます。

シワの深さ、きめの細かさ、曲線の自然さ、手で触れば

「ふわっと」そよぎだしそうな錯覚に陥ります。

本当に木で出来ているのだろうか、とさえも思えてきます。

なぜだろうかと考えましたが、それはきっと彼が”シワとシワの間にある空気”をも

形にして一緒に写実・表現しているからではないだろうか、

と言う結論に達しました。

とすると、やはりもうしばらく瞬きを止めて、じっと見つめていたら

少しぐらいシワが動きだすのではないだろうか。

800年の時空を超えて!



         DSC_運慶8508_01


           国宝    世親菩薩立像 (左)

           国宝    無著菩薩立像 (右)

           建歴2年(1212年)頃

           奈良・興福寺所蔵











近年になってから始められたX線CTスキャンによって発見された像内納入品も

紹介されていました。

水晶やお札、巻物などがありました。びっくりですネ。

科学の力と言えば科学の力でしょうが、彫りあがった後から入れたものなので

その入り口さえわかれば、CTスキャンなどしなくてもそこから出せるのでは、

と思うのは素人考えでしょうか。

そうはいっても「非破壊調査」の技術は、歴史的建造物にとって

ますます必要な解析道具になってくると思います。





DSC_運慶8509_01


         重要文化財       大日如来坐像

         12~13世紀 鎌倉時代

         栃木 ・光得寺

         X線CTスキャンにより仏像内部に水晶の球が納入されている

         ことが判明した。     











いやーぁ、すごい迫力でした!!       


残念ながら、運慶の代表作 東大寺の”金剛力士像” こそ無かったものの

全国に分散している運慶の作、あるいはその可能性が高いとされる31体の彫刻の内、

仏像22体が集められた展覧会は、とてつもない迫力がありました。

しかし、ひょっとするとこんな大規模な運慶展はこれが最初で最後かもしれない。

そう思うと尚更、感動・感激も一入(ひとしお)です。

写真で紹介は出来ませんでしたが、この他にも高さ2メートルを超える堂々とした

体躯の「国宝 四天王立像」 (奈良・興福寺所蔵)や

「国宝 八大童子立像」 (和歌山・金剛峯寺所蔵)にも圧巻させられました。

又、運慶の作品だけにとどまらず、その父「康慶(こうけい)」や息子の「湛慶(たんけい)」

「康弁(こうべん)」ら親子3代の作品の対比も面白く見させていただきました。




DSC_運慶8505_01







以上、行って観て本当に良かった 『運慶展』 でした。

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芸術 | 22:36:21 | トラックバック(0) | コメント(2)
コメント
運慶展を観た方にWEB小説「北円堂の秘密」をお薦めします。
グーグル検索にてヒットし、小一時間で読めます。
少し難解ですが歴史ミステリーとして面白いです。
北円堂は無著世親像を収蔵している
古都奈良・興福寺の八角円堂です。
2017-11-06 月 19:38:51 | URL | omachi [編集]
Re: タイトルなし
ご連絡ありがとうございました。
早速、拝見させていただきます。








> 運慶展を観た方にWEB小説「北円堂の秘密」をお薦めします。
> グーグル検索にてヒットし、小一時間で読めます。
> 少し難解ですが歴史ミステリーとして面白いです。
> 北円堂は無著世親像を収蔵している
> 古都奈良・興福寺の八角円堂です。
2017-11-07 火 07:50:17 | URL | アル酎ハイマーはいかい士 [編集]
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