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アル酎ハイマーはいかい士

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~ 火渡り荒行 ~
修験者(山伏)の『火渡り荒行』が目の前で見れると言うことで

ここ品川の”品川寺(ほんせんじ)”に来ています。

この品川寺の『柴燈大護摩・火渡り荒行』は古くから修験者に伝わる秘法で

行者は、各家各位の祈願を祈念した護摩札を奉持して火の中に入り信心各位の願いを祈るそうです。

品川寺において江戸時代から続く伝統的な行事です。




        image1火渡り荒行 品川寺








続々と人が集まってきています。



        火渡荒行 001








寺庭の奥に祭壇が祀られ中央に後に火が焚かれるであろう木が積まれています。

それを取り囲むように20人程の修験者仁王立ちをしております。

そしてその回りに見学者が沢山集まって「行」の開始を見守っています。

(実は、これが大きな間違いであったことに気づかされる事になるのですが)

それにしても「人垣」が5重、6重と重なり思うようなアングルで撮影ができません。



        火渡荒行 009





        火渡荒行 005








一斉に「法螺」が鳴らされて、『火渡り荒行』の開始です。




        火渡荒行 006




        火渡荒行 007




        火渡荒行 010








幾つかの儀式が行われ、その度に「呪文」のような言葉を発していますが

何を言っているのかさっぱりわかりません。

一瞬、戦国時代にタイムスリップした思いです。




唯一、理解できたのがこの「シーン」でした。




        火渡荒行 012




”印(いん)”を切って

”臨(りん)・兵(びょう)・闘(とう)・者(しゃ)・皆(かい)・陣(じん)・列(れつ)・在(ざい)・前(ぜん)”

の九文字の連呼です。  

”九字を切る”とも言います。

これは昔「時代劇」の映画やテレビドラマで時々出てきて、子供心に記憶していました。

(特に、千葉真一の演じる『服部半蔵』の中で何度か出てきましたネ)

「行く手を妨げるものは、兵が前に出て戦い、全て取り除いてくれる」

と言う意味の「願い」のような「祈り」だそうです。










いよいよ、松明に火が付けられ、その火が組み積まれた木々に移されます。




        火渡荒行 019




        火渡荒行 022








積み上げた木が燃え始めました。




        火渡荒行 024








「護摩」も焚かれています。




        火渡荒行 026








行者は全員で”般若心経(はんにゃしんぎょう)”を唱え始めました。

するとどうでしょう。

私の周りに居る方達も手をそれぞれの胸の前で「合掌」し、

大きな声で”般若心経”を唱え始めました。

おそらく周りを取り囲んでいる方の3分の1以上の方達が一斉に「祈り・唱え」ています。

その時初めて気づかされました。

回りを囲む方達は「大勢の見学者」ではなく「大勢の参加者」だったのですネ。

失礼いたしました。  ”合掌”です。




        火渡荒行 027








でも、なぜ”般若心経”なんでしょうか。

「山岳信仰」の修験者が「仏教」の”般若心経”をなぜ。

まあ、「仏教」と関わりがない訳ではないですけど。

う~ん。気になりますよネ。


今夜寝れなくなるといけないので調べてみました。

”般若心経”は正式には”般若波羅蜜多心経(はんにゃはらみったしんぎょう)”と言うそうです。

日本では仏教各派、特に法相宗・天台宗・真言宗・禅宗が”般若心経”を使用し、

それぞれの解釈のもと”般若心経”を唱えています。

なんと、神道でも「熊本稲荷神社」などは”般若心経”を唱えているようです。

身近では両国の「亀戸天神」でも”般若心経”を唱えて祈願したことがあるそうです。

そしてその使用者のリストの中に『修験道では修験者が”行”を行う際に唱える』とありました。

なるほど、納得です。

 これで今夜は眠れます。


     "はんにゃーはらーみったーしんぎょーう”







場内では熱湯をかぶる「行」が行われています。

見るからに熱そうです。 熱湯が見学者(失礼、参加者)にも降りかかっています。

傍では火が燃えたぎっています。



        火渡荒行 036




        火渡荒行 028









クライマックス『火渡り』です。




        火渡荒行 038




        火渡荒行 041




        火渡荒行 046








最後は一般の「参加者」が裸足になって『火渡り』”の行を行ないます。




        火渡荒行 048




        火渡荒行 049




        

”火渡りの荒行”が始まるまで「一時間」ほど、前儀式がありましたが、

「三流ボクサーのタイトルマッチの前置き」とは違い、身が引き締まる思いと伝統を感じさせる

すがすがしさが印象に残りました。

この儀式を「なんだ火が消えそうになってから渡るのか」とか「火が燃え上がっている時に渡れ」

とかい言う方がおりますが

”大きなお世話”です。

修験者の「行」ですから、本人達にとって「行」になればいいのですから

第三者がとやかく言うな

見ている人に「スリル」を味合わせる為の「バラエティー番組」ではないのですから

どうしても「スリル」を味わいたいのなら

「途中で切れるバンジージャンプ」でもやってみたらいかがでしょうか。

”火渡り”どころではありませんよ。

とってもスリリングですよ。 ただし、一回しか経験できませんが。






以上、品川寺の”柴燈大護摩・火渡り荒行”でした。
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旅・はいかい | 05:49:47 | トラックバック(0) | コメント(0)
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