■プロフィール

アル酎ハイマーはいかい士

Author:アル酎ハイマーはいかい士
FC2ブログへようこそ!

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック
■月別アーカイブ
■カテゴリ
■カウンター

■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

~ 雲海 ~
初めにお断りしておきます。

今回のブログは実在する焼酎のメーカーとは一切関わりはございません。




予定していた用事がキャンセルとなった。

そこで、こちらも予定変更して一便早い飛行機での帰京することにした。

ここで現在置かれている状況を整理する。

   ① おかげで明るい時間内の機上となった。

   ② 不安定な気象状況、ところにより一時雨

   ③ 雷雲の発生あり

   ④ しかし晴れている

   ⑤ たまたまカメラを持参している

これは、積乱雲、雲海の中を飛行する可能性あり

そしてそれをカメラに収める事が出来る可能性もあり。



で、飛行場の搭乗カウンターにて座席の交渉する。

「窓側(注:窓際ではありません)の席ありますか、できれば富士山の見える側」

「本日はほぼ満員となっておりまして、翼の上か窓のない窓側でしたらご用意できます」

「えーっ!それじゃーだめなんです」

「何とかなりませんか」

「申し訳ございません」

「写真を撮りたいんです。今日しかないんです」「それを見せてあげたい人がいるんです」

「お願いします」

「キャンセルとかはないんですか」

      ●

      ●

「・・・・・・・・少々お待ち下さい」

(事務所の中に消えた)
      ●
      ●
      ●
      ●
「上司の許可が下りました、お取りできます」

「富士山の見える窓側」「窓も2つございます」「前方も広くなっております」

「えー。ほんとですか、ありがとうございます」

”やればできるじゃねーかヨ”

「座席番号は 1 A です 」

「えー!!一番前の席ですか。   ありがとうございます」




       雲海 048-crop




結構、飛行機には乗っているが、1Aの席は初めてだ。

やー。言ってみるもんですネ。

今日はついているかも

先ほどの状況に条件が2つ増えました。

     ⑥ 1Aで前が広い

     ⑦ 富士山側

     ⑧ 窓が2つ


ラッキーです。

こんな事あっていいのでしょうか。

と言う訳で、これから起きることを知る由もなく「わくわく」しながら機上の人となりました。




      雲海 004




       雲海 003




       




席に行くとすでに1Cの席には、中年の男性が座っていた。

1Aの席に座ると確かに真横と斜め前に窓があった。

そして前方が広くなっているので、座席の前でしゃがんでカメラを構えることも出来る。

こんなのを「超 ラッキー」と言うのでしょうか。

離陸の時間が近づいても、1B の客は来ない。

ひょっとすると空席か。 荷物などおけて、これもまた「ラッキー」である。



が、するとどうでしょう。

最後の乗客と思しき親子連れが目の前に飛び込んで来た。

母親と小さな男女の子供二人の3人連れである。

すると、母親が私の隣の 1Bの席を指差し男の子に、ここに座る事を指示をした。

男の子は1Bの席の前にたたずむと、べそをかき小さな声で「ママと一緒が良い」言った。

母親は、「飛行機が満員で皆別々じゃないと座れないの、すぐ着くから我慢しなさい」

男の子は「ヤダ」となお泣き顔となった。CAが来て小さなオモチャを与えたが、泣き止まない。

一層、拒否の姿勢を強くした

少々の沈黙の後、1C に座っていた中年の男性が立ち上がり「私が変わりましょうか」と申し出た。

母親は、深々と礼を言い、申し訳なさそうに搭乗券を交換した。

すると今度は、女の子が泣き出した。「私だけ一人はヤダァ!!」


なんかやな予感がしてきた。

”えーえーっ!!”

皆がこっちを見ている。CAも!!

”ちょっと!ちょっと待ってよー!!”

”沢山の偶然とラッキーが重なった上で、『雲海』を撮るために、この 1A の席に座っているのに!!”

”勘弁してよ”  ”こんなこと2度とないかもしれないのに”

”いや、普段だったら、1Cの人より先に立ったかもしれない。でも今日は勘弁してよ”

"お願いだから今日は勘弁して、頼むよ!!"


皆の見る目がだんだん「白」くなってる。

母親が娘をたしなめる「おねーちゃんなんだから、しんぼうしなさい!!」

"そうだ、そうだ、辛抱しなさい"

すると、見かねたのか後ろの通路側の客が「ここでよかったら変わりましょうか」と立ち上がる。

”おーい、又かよ!!ひょっとして俺に向かって言ってんじゃねーのか”

母親は丁寧に断る。

”勘弁してよ、もう!!”

”第一、子供とはいえ、男のくせにこんなことでめそめそ泣くんじゃねーよ”

”そんな事してると将来「どこかの県会議員」にしかなれないぞ!!ほんとに!”

CAはまだそばを離れない。

CAは「すいません、できたらお席代わってやっていただけないでしょうか」と目で言っている。

後は、今にも口を開くだけの状態だ。  目を合わすのはよそう。





すると、通路を挟んだ 1Dの客が「とりあえずここでよかったらどうぞ」と声をかける

”おいおい、とりあえずってどうゆう意味だよ!”


”なんで俺がこんな目に合わなきゃいけねーんだヨ!!”

”何にも悪いことした訳ではないのに”

”今日はついてねーよ、ほんとに”

用事さえキャンセルにならなければ、

天候さえ不安定でなければ

こんなに晴れてさえなければ

カメラさえ持っていなければ

1Aさえ取れなければ

くそぉー!!




が、何と娘が納得した。 泣き止んだ。 

母親に促されて、通路を挟んだ 1Dに座った。

良かったぁ!!

本当にこの子は良い子だ!! 「県会議員息子」とは大違いだ!!


だが、皆の白い目はまだ続いている。



速く「離陸」しろ!!!

こんなに長い「5~6分間」を経験したことがない。 「30分」ぐらいに感じる。

本当に疲れた。

飛行機が滑走路を走りだし、離陸を始めた。

"とりあえず ホッ!!"

本来なら目をつむって、寝てしまうところだが

写真を撮らなければならないので「寝たふり」もできない。

”もー、なってえこった ほんとに”



と言う訳で、白い目と肩身の狭い思いで撮った『雲海』の写真です。




       雲海 005




       雲海 022




       雲海 035




       雲海 025




       雲海 027








『雲海と街並み』




       雲海 008




       雲海 017








『富士山と雲海』




       雲海 012




       雲海 016




       雲海 021








『雲海と駿河湾』




       雲海 030




       雲海 029








『雲海と太平洋』



       雲海 033








『雲海と富士山と太平洋』




       雲海 036




       雲海 038








『房総半島』

館山湾です。




       雲海 042




       雲海 045






いやーぁ!!一面真っ白な『雲海』綺麗でした。

機内は、一面いやーな『白い目』でした。

運が良かったのか、悪かったのか、不可解な『不運海』な旅でした。




スポンサーサイト


旅・はいかい | 06:46:45 | トラックバック(0) | コメント(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad