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アル酎ハイマーはいかい士

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~ 扇橋閘門 (おおぎばし こうもん) ~
南米のパナマ共和国に太平洋とカリブ海を結ぶ運河「パナマ運河」があります。

明治時代、日本の土木技術士「青山 士(あおやまあきら)氏」が構築に携わったことで

日本でも広く知られています。

「パナマ運河」は複数の「閘門」を経て、運河の水位を上下させ、

海抜の違う運河上での船の通行を可能にさせています。



       panama03.jpg







規模は違いますがこの「パナマ運河」とまったく同じ仕組みと機能を有した施設が東京にあります。

それが江東区の小名木川にある”ミニパナマ運河”と呼ばれている『扇橋閘門』です。



       
       9582218840_74b06f90cc_z-crop.jpg






小名木川は「隅田川」と「荒川」を結ぶ運河です。

江戸時代初期に千葉の行徳から塩や野菜を江戸へ運ぶために造られた人工の川です。

元々,水位差はなかったのですが、高度成長期に地下水の汲み上げにより

「荒川」側の江東区地域が地盤沈下を起こし「ゼロメートル地帯」となってしまいました。

堤防などを嵩上げしましたがそれも限界となったため、荒川側の川底を掘り下げ水位を下げました。

その為そこを繋いでいる小名木川に『扇橋閘門』を設け、2メートルほどある水位の調整を行なうことになった。


今日は、そんな『扇橋閘門』の水位調整を船上から体験出来る「運河探検クルーズ」に来ています。

実は以前、この『扇橋閘門』の目の前に10年程住んでいたことがあります。

その時は「閘門」があることなど気が付きもしませんでしたが、懐かしさもあり、とても楽しみにして来ました。



       扇橋閘門 123

       



クルーズの出発点「日本橋船着き場」です。

「日本橋」は道路の基点になっているだけでなく、運河クルーズの基点にもなっています。



       扇橋閘門 004







待合所「日本橋南詰 "滝の広場"」です。



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       扇橋閘門 008







クルーズ船は高速道路の下をくぐりながら「日本橋川」を隅田川に向けて南下します。

「出発進行!!」

これは列車の出発か。



       扇橋閘門 001




       扇橋閘門 006







「運河クルーズ」は「橋」をめぐる旅でもあります。

東京の下町は江戸時代から「道路」と「運河」が張り巡らされています。

その分、沢山の「橋」が存在することになります。



       橋 Ⅰ




       橋 Ⅱ








その運河沿いに、運河を使って物を運んだ倉庫や食料問屋が今でも存在します。

証券取引所も見えます。



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「日本橋水門」です。この水門をくぐり「「亀島川」に入ります。



       扇橋閘門 022







運河には沢山の水門があります。

水門の役目は幾つかありますが、

この水門があると無いとでは、その護岸に住む人たちの生活方式やその景色がガラリと違います。


水門に囲まれていない地区の護岸です。

「擁壁」が高く嵩上げされていて生活様式を制限され、川に近づくことさえ出来ません。



       扇橋閘門 023

       





水門で囲われた「亀島川」の護岸です。

氾濫、冠水の心配がなく、川の水と親しむことのできる"親水護岸"となっています。

景色も見るからに「のどか」です。



       扇橋閘門 027




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       扇橋閘門 034




       扇橋閘門 033

       






「隅田川」に出ました。

「佃大橋」と「中央大橋」の中間です。




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川にもガソリンスタンドがあるんですネ。 

当たり前と言えば当たり前かもしれませんが、初めて知りました。

「船のガソリンスタンド」です。 丁度給油をしています。




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ウォーターフロント、隅田の高層マンション街です。

船から見ると又別の顔をしてますネ。




       扇橋閘門 040










すごいです。

正面から2012年に就航した「未来型水上バス"ホタルナ"」が来ました。

「銀河鉄道999」の作家松本零士さんがデザインし、命名したこことで話題になりました。

夜になると後方部の窓ガラスから、淡い光が漏れ名前の通り蛍が隅田川を飛んでいるように見えるそうです。



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「中央大橋下」から観る「永代橋」と「スカイツリー」です。

地上からは決して見れない景色です。




       扇橋閘門 047




       扇橋閘門 050











「隅田川大橋」の下に"ホタルナ」の姉妹船8才年上のお姉さん船"ヒミコ"が来ました。

この船のデザイン、命名も「松本零士」さんです。

"ホタルナ"とは違い、船上デッキが無い分ふっくらとした流線形のデザインになっています。

正に、女性らしいですネ。




       扇橋閘門 053





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添乗員に聞くと、一度に"ホテルナ"と"ヒミコ"に出会えるのは珍しいとの事。

"ラッキー"でした。





ドイツのケルン市にあった「ヒンデンブルグ橋」をモデルにして造られた「清洲橋」です。

「第1回土木選奨土木遺産」に「永代橋」と共に選定されました。

又、国の「重要文化財」にも「勝鬨橋」「永代橋」と共に認定されています。

「清州橋」とスカイツリーのツーショットです。

「清洲橋」は隅田川に架かる橋の中で一番美しいと言われています。



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ドイツからも「ヒンデンブルグ橋」を懐かしんで見に来る方もいるそうです。




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「風穴ビル」です。(正式ビル名が判らないので勝手に私が名づけました。すいません)

この中央の空間は風圧を避ける目的と後ろの建物の「日照」を確保する役目があります。

このビルのもう一つの特徴は、通常の複合ビルと違って下層階がベランダがある住宅用のマンション、

上層階が窓だけのオフィスビルとなっている。



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地上の救急車に当たる消防庁の救急船です。

訓練をしているところだそうですが、普段はほとんど見ることがないそうです。



       扇橋閘門 064

       













ここから「小名木川」に入ります。

小名木川水門です。



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「小名木川」に入るとすぐのところにあります。

"松尾芭蕉"が「奥の細道」に出発するまで住んでいた庵があったのを記念した「松尾芭蕉の銅像」です。

この銅像は回転式になっていて夕方にはこちら側を向いています。



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「扇橋」に近づきました。



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以前この辺に住んでいました。

だいぶ高層マンションが増えました。

懐かしさと違和感とが混ざった複雑な心境です。



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いよいよ『扇橋閘門』です。




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       扇橋閘門 079




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上がっている「前扉」の下をくぐり

「前扉」と「後扉」で囲われたスペース「閘室」に入ります。




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「前扉」がおろされます。




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水位が2メートル15センチ下げられます。




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水位が「荒川」側と同じになったのを確認し「後扉」が上がります。

揚げられた「後扉」から水滴がしたたり落ちて、前方が霞んで見えます。




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「小名木川」をUターンして、復路に着きます。

帰りは先ほどの逆です。

上がっている「後扉」をくぐり「閘室」に入ります




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今度は「隅田川」の水位に合わせて水位を2メートル10センチ上げます。

先ほどと、上げる数値が少し違います。

「隅田川」は海と近接しているので、潮位の影響を受けます。

今は「引き潮」なので、時間の経過により先ほどより5センチ程水位が低くなりました。




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水位が上がったのを確認し「前扉」を上げます。




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以上が『扇橋閘門』の通過体験でした。

では、ここで問題です。

ここを一度通過するのに料金はいくらかかるでしょうか。

            ●

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            ●

正解は ”無料”です。

事前に連絡しておけばカヌー一艘でも無料で水位の上げ下げをしてくれます。

すごいですネ。 有り難いです。




これから出発点の「日本橋船着き場」へ向かいます。

「小名木川」から見たスカイツリーと高層マンション街です。

まるで"マンハッタン"の街を見ているようです。(行ったことはありませんが)



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復路は「隅田川」からじかに『日本橋川」に入ります。

一つ目の橋「豊海橋」です。




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この辺は江戸時代からの「食品問屋」さんが今も残っています。




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荷を運んだ一本マストの帆掛け船のリレーフです。

このような帆掛け船が行き来していたから、江戸時代に描かれた橋のほとんどが

中央が高くなった「太鼓橋」になっていたんですネ。

大げさな「デフォルメ」ではなかったんですね。



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「日本橋船着き場」へ戻ってきました。

下から見る「日本橋」です。



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橋の欄干に"獅子の像"が沢山飾られていますが、

その数はいくつあるでしょうか。

獅子だけに片側"16個"だそうです。 ジャンジャン!!

添乗員さんの置き土産です。  大変勉強になりました。

御後がよろしいようで、桟橋に着岸です。 お疲れでした!!




今日は大変面白いクルージングを体験させてもらいました。

別ルートのクルージングもあるようなので又参加したいと思います。






















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旅・はいかい | 17:02:37 | トラックバック(0) | コメント(0)
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