2018-10-07 Sun
昭和9年創業、京都で一番古いと言われる居酒屋 『神馬』 にお邪魔しています。京都三大名居酒屋の一つとも言われている名店です。
酒蔵のような外観です。
決して今風の造りでではないですネ。
中で起きていることに期待できますネ。
昔ながらの、少し短い縄のれんを潜ろうとしたら、目に飛び込んできました。
”酒仙境”
良い響きですねー。
酒の仙人が住むところかぁ!
どんな仙人がいるのでしょうか。
いまどきだから女の仙人もいるかも!!
店内に入ると、そこは思った通り別世界。
吸い込む空気までが、昭和のレトロ色しています。
京都弁の会話や屈託のない笑い声が店内に心地よく響いていますネ。
20人程度座れるコの字のカウンターとその奥に7~8人座れる大テーブルがありました。
カウンターと大テーブルの間には、以前は使っていただろうと思われる”蹲踞(つくばい)”
と灯籠があり、小さなアーチ状の橋が懸かってます。
現在は一部物置にされているので撮影できませんでしたが。
なんとなく不思議な配置ではありますが、店員さんも、お客も何の躊躇もなく行き交ってます。
カウンターの中は、良く言えば使用するに一番便利な状態に物が置かれています。
壁や段ボール箱に無造作にメニューの短冊が貼られています。
お客は、何を気にすることもなく段ボール箱を目の前にして、酒を楽しんでいます。
まさに「昭和のレトロ」が展開されています。
良いですね、この無規則の規則のような雰囲気は好きですネ。
この店内を「京都の町屋風」と言う方もおります。
段ボール箱が置かれている前のカウンターに通されました。
早速「お通し」が届きました。
最近の定番となってしまいました。
【とりあえずハイボール】 です。
【メニュー】
赤丸がお薦めだそうです。
でも、お薦めではないものも書いてあるのですが、それは誰も頼まないよね!
お薦めではない!と言っているのだから。
ほとんどが赤丸なので、私なら赤丸を付けずにすべてを本日のお薦めメニューとしますけど。
大きなお世話か!
【鰊と茄子の煮付け】
以前京都に来て、四条大橋のたもとで、初めて「にしんそば」を食べた時の感動が
思い出されます、あの時と同じ味です。
【さんまの刺身】
脂がのってます。
今年は大漁だから、美味しいさんまが安く食べられます。
【お酒】
新潟県 青木酒造 鶴齢 純米無濾過生原酒 山田錦
【賀茂茄子の田楽】
京都の夏と言えば「鱧」と「賀茂茄子」ですか。
どちらも、お酒がいけますネ。
【松茸のフライ】
関西では松茸をフライにするんですネ。
思っていたより香ばしく、甘味が残り美味しかったです。
【ロースハム】
これも美味しかったです。
お店の名物の一つではないでしょうか。一押しです。
【お酒・おかわり】
出てくるもの、出てくるものみんな美味しいのでお酒が進みます。
【トロ鉄火巻】
季節に合った、新鮮なものを頂きました。
出てくるものみんな美味しかったです。
京都の夏 御馳走さまでした!!
以上、3代目が頑張っている、昭和に会える店 『神馬』 でした。
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