2017-03-14 Tue
奥日光湯元温泉の麓 『湯ノ湖』 に来ています。『湯ノ湖』は北東にある「三岳」の噴火で湯川が堰き止められて出来た湖です。
面積 0.32k㎡、周囲 2.8km、三方を山で囲まれた神秘的な雰囲気が漂う湖です。
それに加え、景色全体が残雪に覆われた白銀のベールを纏っているので
異次元の世界へ吸い込まれて行くようです。


神話の世界を彷彿させます。
雪の精と湖の精が舞い降りて気そうですネ。

『湯ノ湖』には、その名前の通り「湯元温泉」から、温泉が流れ込んでいます。
その部分だけが、他とは違う表情を魅せています。
湖の水面から湯気が立ち込めているのがわかるでしょうか。
この一画だけ水面が凍結していません。

湖畔の貸ボート屋さんなどは冬季休業中です。
垂れ下がる氷柱と積もった雪がこの土地の寒さを表しています。


そんな中で、雪に埋もれながら営業しているお店もあります。
頑張っていますね。

『湯ノ湖』は温泉成分や山からの土砂流入で水深が浅くなっています。
一番深い所でも水深12m程度だそうです。
したがって冬季には水面が全面凍結します。
そしてその氷の上に雪が積もり、
水面がホイップクリームをかけたスイーツのようになります。
思わず近づいてすくいあげたい気持ちになりますが、
それは危険です!! 行と帰りの人数に変化が生じかねません!!

『湯ノ湖』の南端に対岸に渡る橋が架かっていますが冬季通行止めです。

橋の上から湯元温泉側を見ます。
手前側は、氷も雪もありません。
それは、直ぐ後ろが「湯滝」と言う滝の落ち口になっていて
水面に流が生じているからです。

「湯滝」の落ち口です。
『湯ノ湖』の南端、戦場ヶ原との境に位置します。
高さ70m、長さ110mあるそうです。
もう少し近づいて、全景や滝壺の状況を撮影したかったのですが
雪が積もっていて近づけません。
ハイキングコースの木道も雪の中です。
落ち口から滝壺にかけて末広がりに滝幅が広がっているようです。
これでも、命掛けで撮影しました。
こわーっ!!


お詫びに、正しい姿はこちらです。
勇壮で素敵な姿をしています。
雪のない時にゆっくり観てみたいです。

以上、とても神秘的な湖の畔 『湯ノ湖・雪道散歩』 でした。
スポンサーサイト