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アル酎ハイマーはいかい士

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~ 第80回 全日空寄席in 東京へ行ってきました 【中入り後】 ~
〖中入り後〗






≪春風亭一之輔≫




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当代きっての人気を誇り、年間900席もの高座をこなすなど、寄席、ホール落語問わず精力的に

活動しています。テレビへの露出度も噺家の中ではトップクラスではないでしょうか。

酒とつまみと男と女(2014年4月 - 2015年3月、BSジャパン)は毎週楽しみに見させて

頂きました。 特に印象に残っているのは、酔客にブラザートム、酔女に倉嶋紀和子を迎えて

「赤羽界隈」で呑んだ時の放送です。いつものように、あちこち梯子酒しながらブラザートムの

話を聞いているうちに、一の輔はトムの考え方、生き方に感動と憧れを感じてしまい

最後の方は、いつもとは違い酔いが覚めてきたのか、、真顔で「今から帰って落語の稽古

しよう」とつぶやいたのを今でも覚えています。根が真面目なんですネ!

確か4年ほど前だったと思います。





趣味も「飲酒」だけでなく、落語協会主催の「謝楽祭」では空手の「板割り」をやったり

確か「アルプス登山」も経験していると記憶しています。

多方面での才能を持っている芸人さんだと思います。

日本大学時代の「落研」サークルでは、「柳家わさび」の先輩に当たります。






   【演目】


『ガマの油』




まずは、長いセリフのガマの油売りの口上をただ覚えただけでなくうまく演じていました。

拍手です!!


一之輔は古典を演じる場合でも、色々な工夫を凝らしているようです。

今回も新しい試みを演じていました。

普通、落語の構成は「マクラ+本題+サゲ」で出来ていますが。

今回は「マクラ+本題+マクラの続き+本題+サゲ」と言う構成で話ました。

確かに、演目も二つに分けやすい演目でした。

前半は「口上」がうまくいき、ガマの油がたくさん売れた場面、後半は酔っぱらって

「口上」もままならず、おまけに普段なら切れない腕が切れてしまい血だらけになる場面です。



落語の「マクラ」の語源の由来は諸説あるようです。

極端なのは英語の「マーケット クライアント ライブラリー( Market Client Library )」から

一文字づつとって『マクラ』と呼ぶようになったと言う説もまことしやかに言われています。

しかし、落語の頭の部分につく(あるいは頭を載せる)ので「マクラ」と言う方がなんとなく

しっくりしますし、粋な感じがします。

では、今回の一之輔の落語構成のように本題の途中に別の噺が入るのは何と呼ぶのでしょうか。

同じ載せるのでも「座布団」では一番下で体全部が載るから最後の「サゲ」になってしまいます。

「マクラ」は本題の頭が載るので「マクラ」、今度は逆に本題の体の途中に別の噺が載るので

”膝枕”ってーのはいかがでしょうか。       (座布団一枚!)




冗談はともかくその”膝枕”の中で、私が30年使っているオリジナルマイフレーズの一部を

一の之輔に使用されてしまいました。 




一之輔


「確かに、私は酒が好きです。でも向こうも私のことが好きなんです。相思相愛なんです」






オリジナルマイフレーズ(使用歴30年)


「私が酒好きじゃあないんです。酒が私を好きなんです!」

「特に最近は陽が落ちると毎晩表れて私にすり寄ってきます!」

「酒にストーカーされてます。近々警察に相談に行こうと思ってます!」




どうです!

全部ではありませんが、一部ニュアンスが似てるでしょう。

商標登録しておけばよかったかなぁー!




でも、なんとなくよく見ると一之輔の方が、正直で真面目そうな感じがしますネ。

それに、私のは少ししつこい気もします。

私に方が印象的に不利かも!



まっ、とりあえず酒飲みの考えることは一緒ってことにしておきましょうか!!















≪二代目 立花家 橘之助(たちばなや きつのすけ)≫





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師匠の3代目三遊亭圓歌からスカウトされた際、「お前を女優にしてやる」と口説かれ、

その気になって入門したものの、気付けば芸人にされていたという。

小円歌時代、師匠の圓歌が心筋梗塞で倒れて入院する騒ぎになった際、マスコミから

病名を聞かれて誤って「近親相姦です」と答えたと圓歌本人にネタに

されていましたが、どうも事実ではないようです。

本人は「日本(世界)に2人しかいない女流三味線漫談家」を自負しているようです。







   【演目】



   『浮世節 たぬき』






初代 立花家 橘之助の代名詞とも言われる「たぬき」です。

三味線の色物が寄席でトリをつとめた異例中の異例と言われた襲名披露興行でも

浮世節「たぬき」を鮮やかな音色で聴かせ、期待に応えていました。










≪立川生志≫




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生志の真打までの道のりは実に長かったようです。談志がなかなか認めなかったからです。

評論家筋に高く評価され、毎年のようにコンクールで受賞する「そんじょそこらの真打より

上手い二ツ目」と言われ真打昇進を期待されました。

談志が定めた立川流の昇進基準では、二ツ目は落語五十席、真打は落語百席の習得が

必要とされるほか、歌舞音曲と講談も出来なくてはいけない。

笑志の場合、引っかかったのは「歌舞音曲」の部分だったようです。

そんな中で2008年、5年がかりでやっと真打に昇進しました。


笑点の若手大喜利などでは、何度か見かけましたが、落語は聞いたことがありませんでした。

立川流生え抜きの真打では志の輔、談春、志らく、談笑に次ぐ実力者であることは

間違いないようです。

近々、師匠の男子のおはこ、“芝浜”を披露するそうで、楽しみです。




   【演目】


  『紺屋 高尾』




師匠の立川談志、兄弟子の立川志の輔の得意噺ですネ。

花魁の最高位である高尾太夫と、一介の紺屋の職人との純愛をテーマに据えた作品で

「五代目の高尾」の実話に基づいた噺です。

人気の始まりは、大正末期に出した篠田実の浪曲レコードで当時は異例となるほどの

売れ方をしたそうです。

ストリーがハッピーエンドで日本人好みの人情が入っているからでしょうか。








〖お土産〗



予め指定シートに置かれていました。



トートバッグ 大 小

ANAオリジナルペットボトルカバー

ボールペン

そして、意味が良くわかりませんが、「子供用の学習帳」




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以上、『第80回全日空in東京』 の紹介でした。

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寄席・芸能 | 22:28:09 | トラックバック(0) | コメント(0)
~ 第80回 全日空寄席in 東京へ行ってきました ~
会場は、日比谷公園の向かい、いつもの「イイノホール」です。

この日比谷公園のシンボル「鶴の噴水」は都市公園等の噴水としては、わが国で三番目に

古いとされる噴水です。真冬時期凍った鶴の噴水はしばしば、テレビの中継場所に

選ばれます。

後からは、鶴の噴水に届けとばかりの「日比谷・野音」の奏でる歌声が聞こえてきます。




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『全日空寄席』 は3年ぶりの参加です。

最近、あまり飛行機に乗らなくなったせいか、機内で落語を聞かなくなったり

マイルの意識も薄らいだせいでしょうか、申込み損なっていました。

久々です。




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一階から少し長めのエスカレーターに乗ります。




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エスカレーター途中のモニュメントです。




         DSC_寄席2675_01











全席指定なので、皆さん開演ギリギリの入場です。

勿論、定員が500名程なので満席です。




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定時に開演です。




         DSC_寄席2684_01











【前 説】



以前と同じ「内海䇦華と神田紅」 でした。

ホッと安心しましたネ。

機内でも、会場でも聞きなれた声が場内に響きわたります。

昔の仲間の所に戻ってきたような安堵感が湧いてきました。

それにしても、相変わらずお二人とも良く通る綺麗なお声ですネ。

いやいや勿論、お声だけではありませんが!




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     ≪女道楽 内海英華のオフィシャルウェブサイト  内海英華でございます≫ より










                 〘演者紹介〙





≪柳家わさび≫




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現在は二つ目ですが、今年真打になる候補の一人です。



   【演目】


『 茗荷宿(みょうがやど) 』



“茗荷を食べると物忘れが激しくなる”と言う云い伝えを理解していないと

何の話だかさっぱり分からないでしょうネ。・

今時の若い人はどうかなあ!  わかるかなあ!

文京区の茗荷谷の宿の噺ではありませんよ!

東海道、神奈川宿の「茗荷屋」と言う、さびれた間宿(あいのしゅく)の

欲をかくとかえって損をするという噺です。











≪神田松之丞≫




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今、講談のの世界で一番脂ののった、新進気鋭の講談師として注目を浴びています。

講談界で久々に出てきたスターではないでしょうか。

「チケットが取れない」が、もはや枕詞となった人気講談師の神田松之丞ですが

まだ二つ目とは知りませんでしたネ。

まあ、真打はおっつけそのうちでしょうけれど。




   【演目】



『 鼓ケ滝 』




この演目は落語では何度かきいたことがありますが、講談にもあったのですネ。

ストーリーはほぼ一緒でした。

まあ、元は能楽からきている、西行法師の歌行脚(あんぎゃ)の物語なので講談にあっても

不思議ではないですよネ。

松之丞は講談の上手さも、さることながら落語を聞くのが趣味と言うだけあって、

しゃべりも軽快で間の取り方などもどうにいってます。

落語家になっていたとしてもても食べていけたのではないでしょうか。

勿論、講談をやってくれてよかったと思いますが

それにつけても、顔に似合わず、艶のあるドスの利いた声に惹かれる女性は多いのでは

ないでしょうか。












≪古今亭菊之丞≫




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歌舞伎役者のような粋な風貌に洒脱な話芸で知られる菊之丞には

「将来の古今亭を背負って立つ大看板」の声もあるようです。

趣味は坂東流の日本舞踊という菊之丞は、現代には稀な純和風の噺家です。

高座着の腰にぶら下げた煙草入れがこれほどサマになる人も珍しいと称する人もいます。

したがってモテっぷりもハンパではなく、5年ほど前2度目の奥さんにNHKの藤井彩子

アナウンサーを射止めた話は、今でも周囲の語り草の様です。

ちなみに、最初の奥さんも、売れっ子の芸者さんだったようですヨ、羨ましいですネ!!

女性も、お金と同じで、集まる所にしか集まらないのでしょうか!

ショボン !! 







   【演目】



『 火焔太鼓(かえんだいこ) 』





菊之丞の風貌からして、若旦那が出てくるような噺かと思ったら、全く真逆の

お人好しで気が小さくて、商売はまるでダメ、、おまけに恐妻家で、しっかり者のかみさんに、

毎日尻をたたかれ通しの道具屋の亭主の噺です。

しかし、しょぼくれたダメ亭主の演技も中々様になっていました。

ちなみに、火焔太鼓とは一般的な和太鼓中で、ビアダル状の普通の「大太鼓」の事です。











            〘~ 中入り ~〙






書いているうちに、予定したより記事が長くなってしまいました。

会場もちょうど「中入り」になりましたので、「続きは次の記事に」としたいと思います。


乞う、ご期待!!








寄席・芸能 | 21:48:56 | トラックバック(0) | コメント(0)
~ 文七元結(ぶんしち もっとい) ~
テレビで”柳家喬太郎”の落語拝見させていただきました。

演目は大好きな演目の一つ『文七元結』です。




文七元結(もっとい) 001







落語は一人で演じるので、登場人物はせいぜい3~4人ですが、この『文七元結』は8人登場します。

そして話が長い、演者によっては1時間かかる事もあります。

又「人情噺」ですので、涙の中に笑いも入れなければならない。

そんなことから「難しい演目」とされていますが

逆に言うと、これが出来れば「一人前」とも言われています。

初代、三遊亭圓朝の創作落語です。


〖あらすじ〗


本所達磨横丁に住む左官の長兵衛は腕の良い職人だが、

無類の博打好きが高じ、仕事もせず借金まみれであった。




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今日も又、博打に負けて身ぐるみ剥がれて半纏一枚で長屋に帰ってくる。

すると十七になる娘「お久」の姿が見えないと女房が泣いてわめく。

夫婦で言い争いをしているところに吉原の女郎屋の大店”佐野槌(さのづち)”から使いが来る。

云われるままに”佐野槌”に行ってみると女将の横に「お久」がいた。

「お久」は自分の身体を、借金を返すための金、50両で買ってほしいと女将に頼む。

「お久」の思いを察した女将は、しっかり説教した上で「お久」を預かることにした。

一年経って、50両返しに来なかったら「見世」に出すと言う約束で50両貸し出す。

長兵衛が娘を質草にした50両を懐にして、長屋へ帰る途中吾妻橋に差し掛かった時

身投げをしようとする若者「文七」と出会う。

聞くと、掛取りの金50両を掏られたから身投げして詫びると言う。

すったもんだの末、身投げをさせない為に「文七」になけなしの50両を

そのいきさつを話した上で与えてしまう。




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その50両を持って「近江屋」帰った「文七」は、50両を掏られたと言うのは勘違いだった事を

知らされる。50両は先様に忘れてきただけであった。

事情を聴いた主人の卯兵衛は

「通りすがりの方が、そんな大切なお金を下さったのか」と驚く



翌日、卯兵衛は文七を連れてお礼の酒と共に、50両返しに行く。

江戸っ子を自負する長兵衛は最初は受け取りを拒否するが、結局は受け取る。

そして、酒の肴も持参したので受け取ってほしい、

と卯兵衛が表から呼び入れたのが、今朝卯兵衛に身請けされ、

金襴緞子で着飾られた「お久」であった。

後に「文七」と「お久」は夫婦になり、”近江屋”から暖簾分けをしてもらい、

麹町に元結の店を開き大層繁盛したそうです。

と言う、めでたし、めでたしの噺です。




文七元結(もっとい) 002












喬太郎は50分程度で演じました。

頭の博打に負けて帰ってくるくだりや吾妻橋で50両渡すまでの葛藤など上手く演じてました。

さすが十八番(おはこ)の人情噺です。

何べん聞いても面白いです。





実はこの「文七」は、桜井文七と言って実在の人物がモデルになっています。

「元結」とは、髷(まげ)を結う時に、髷の根本を束ねる白い紐のことですが、

モデルになった桜井文七さんが、独自に工夫をし考案した「元結」が評判がよく

「文七元結」という名前で今でも、お相撲さんや時代劇のかつらに使われています。

そんないきさつから一見、噺の内容とは関係ないような演題が付いています。


又、この噺が創られたのが、幕末から明治にかけてのころですが、作者の”圓朝”は当時

薩摩、長州の田舎侍が我が物顔で江戸を闊歩しているのが気に入らず、

江戸っ子の心意気を誇張してみせる為にこの噺を創ったそうです。

そういわれて見るとなるほど言うところがあちらこちらに見えますネ。

”圓朝”も江戸っ子なんですネ。







今日はおもしろい噺聞かさせていただきました。感謝です。

寄席・芸能 | 22:22:44 | トラックバック(0) | コメント(1)
~ 『 ハワイの雪 』 ~
お気に入りのテレビ番組の一つに、BS11で火曜日19:00から放送されている

「柳家喬太郎のようこそ芸賓館」と言う落語番組があります。

MCはもちろん落語家の”柳家喬太郎”です。




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                【柳家喬太郎のようこそ芸賓館HPより】







スタジオに造られた寄席で、喬太郎はそこの支配人と言う設定です。

毎回、落語家を中心に多彩なゲストを迎え、寄席の雰囲気を楽しめる番組です。


        


その幕間には、普段は聞けない芸人さんの本音(たぶん)の雑談トークがあります。

まさに、楽屋の雰囲気を醸し出していて面白い。

ゲストの噺家さん達は普段あまりテレビでは見かけない(失礼しました、私があまりテレビ見ないのかも)

寄席に行かなければ見れない方々が多いです。

中々寄席に行く機会のない”にわか落語ファン”の私にとっては、噺家さんを知るとても良い機会です。

又本音の会話を聞くと、噺家さんがとても身近に感じられます。



今日のゲストは、”お囃子”の「恩田えり」さんでした。

苦労話大変、興味深く聞かせていただきました。



        柳家喬太郎 011




        柳家喬太郎 008








今日のゲストは芸人さんではないので「柳家喬太郎一人会」となるようです。

喬太郎は人気落語家の一人ですのでチケットも取りにくく、中々噺を聞く機会がありませんので

ラッキーでした。幅広い芸風があり「新作」も「古典」何でも来いの器用な落語家さんです。

学生時代、落語選手権で優勝するなど若いころから実力は折紙付です。

特に噺の中の役に成りきる様は痛快です。



今日の演題は得意の新作『ハワイの雪』です。




        柳家喬太郎 002


        





ハワイに住む幼馴染で初恋の相手だった”チーちゃん”から危篤状態であるが、

死ぬ前に一度会いたいとの知らせが届いた。



        柳家喬太郎 006







知らせを聞いた男は、町内会の腕相撲大会に出て、往年のライバルを破り優勝し、

その副賞のハワイ旅行を勝ち取った。





        柳家喬太郎 004





はれて、ハワイに行き”チーちゃん”に会うことが出来た。

その時、幼いころ新潟で遊んだ時のようにハワイの島に雪が降って来た。

と言う噺です。




        柳家喬太郎 005





初めの頃の男と孫娘の掛け合いは軽妙で面白く、

後半のハワイの下りは、師匠の”柳家さん喬”ばりの「人情噺」でした。

いい噺でした。




        柳家喬太郎 007








この番組でもう一つとっても気に入っていることがあります。

それは「オープニングテーマ」と「エンディングテーマ」です。

「オープニングテーマ」はあの昭和の喜劇王”エノケン”こと「榎本健一」さんの”パイノパイノパイ”

です。往年の浅草喜劇ファンなら涙がでますよネ。

確か「みよちゃんたら、ぎっちょんちょんのパイノパイノパイ」でしたかネ。

「エンディングテーマ」これもまたしびれる。

同じく”エノケン”の”私の青空”


      「あ~お~ぞらぁー」


以上『柳家喬太郎のようこそ芸賓館』生中継でした。








【追記】

今回の添付した写真は全て「BS11」の映像を映したものです。

これって「放映権」とかに引っかかるのでしょうか。

もしそうだとしたら「BS11」さん、ごめんなさいネ。

悪気はありません、いい番組なのでぜひ紹介したかっただけです。

「BS11」さんは心が広いから勘弁してくれますよね。

ちなみに、この後の番組のとよた真帆の「すてきな写真旅」

その後の春風亭一之輔の「ぶらり旅いい酒いい肴」も楽しみに見てますヨ。




寄席・芸能 | 22:15:08 | トラックバック(0) | コメント(0)
~ 徂徠豆腐 (そらいどうふ) ~
飛行機を利用する時に一番楽しみにしているものに、

スカイオーディオによる「機内寄席」があります。

乗るたびに楽しみにして聞いています。

今月の『全日空寄席』の落語は、今年2月にバンコクで行った「公開録音寄席」のなかの

『立川志の輔』の噺です。 大好きな落語家です。

人気も相当なもので、高座のチケットが最も取りにくい落語家の一人と言われています。




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今回は『全日空寄席』の進行役でもお馴染みの『女道楽 内海英華』さんも同行されたようです。

オフィシャルウエブサイト「内海英華でございます」にも沢山、バンコクでの写真が掲載されていました。

とても楽しそうでしたネ。


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                  〖内海英華でございます〗より







『立川志の輔』は新作はもちろんいいですが、古典の人情噺もいい。

特に江戸時代の、ある絵師と、お人よしの宿屋の主人との掛け合いが面白い 『抜け雀』



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          〖知恩院の襖絵 ”抜け雀”〗(落語の「抜け雀」とは因果関係はありません)








鼠小僧次郎吉と、こまっしゃくれた子供のシジミ売りとの掛け合い話『「シジミ売り』 などは、

”どす”の利いた「嗄れ声」が話に臨場感を添えています。

又、それぞれ『志の輔』らしい独自の解釈、工夫を凝らしているのも面白い。




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      〖鼠小紋東君新形〗より  2代目 歌川豊国作










今回の演目は、貧乏浪人時代の儒学者”荻生徂徠(おぎゅうそらい)”と

親切な町の豆腐屋との恩返しを題材にした『徂徠豆腐』です。

”荻生徂徠”は第5代将軍徳川綱吉の側用人柳沢吉保に請われ幕府の知恵袋として働いた儒学者です。

”荻生徂徠”を最も有名にしたのは、当時期せずして起こった”赤穂浪士討ち入り事件”です。

幕府の中にもその処分を巡って、意見が2分していました。

『御定法通り「全員打ち首」にしなければ、幕府としての面目が立たない』、とする意見と、

江戸市民の声を後押しとした『賛美助命論』とで、喧々囂々としていた。

そこで”荻生徂徠”は『赤穂浪士には武士としての体裁を重んじ、自ら「切腹」を選択させ、

幕府は、その浪士達の武士としての意志を尊重して「切腹」を容認する』と言う裁定を進言し、

幕府はそれを実行した。少なくとも、幕府内では”名裁定”と言われた。




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噺の筋は、無役でその日の食べる物にも、困っていた貧乏長屋住まいの”荻生徂徠”に

人の良い、行商商いの豆腐屋七兵衛が見るに見かねて、

毎日「おから」と少々の余りものを届けた。(今で言うゼロ円食堂か)

ある時、七兵衛が風邪をこじらして商いに出られなくなった。

十日程経ち、風邪も治り長屋を訪ねると、もぬけの殻で行先も判らなかった。

名前も聞いてなかった七兵衛は、長屋で名前を聞くと

「確か「お灸がつらい」とか言ってたよ」の答えだった。

結局時が経ち、七兵衛もその内この貧乏学者の事は忘れてしまっていた。

それから幾月かの歳月がたったある日、七兵衛の豆腐屋がもらい火で焼け出されてしまう。

全財産失った七兵衛は裸同然で非難し、途方に暮れるだけであった。

すると、見知らぬ人から見舞金10両が届いた。そして又何日か経ったある日

新しい豆腐屋の店が出来たからと迎えが来た。

言ってみると、新品の豆腐作りの道具がそろった、新築の店が出来ていた。

それが、今や幕府の知恵袋となっていた、

当時の貧乏学者”荻生徂徠”の「おから」への恩返しだった。

と言う人情噺です。

七兵衛の女房とのやり取りが噺に味を付け、

2~3度出てくる「女房の言うことは、いつも半分当たっている」と言うセリフが聞く者に共感を与え、

寿司の中のわさびの役目をしている。

『志の輔』はこの話は”赤穂事件”が起きる7年前の話として、

「七兵衛」はありがたく店を頂戴してシャンシャンで終わらしましたが、

本筋の噺としては”赤穂浪士の討ち入り”の翌日に焼け出されたと言う設定で、

恩返しをしてくれたのが、あの”赤穂浪士”を切腹させた”荻生徂徠”と聞くと

七兵衛は「江戸っ子はそんな奴から施しは受けねー」と言って受諾を断り、一悶着あります。



こんな豆腐屋とのやり取り、付き合いの中から「生きた学問」を習得したからこそ、

後に「名裁定」をするような、儒学者”荻生徂徠”になったと言う

『志の輔』らしい人情噺のハッピーエンドの仕方だと思います。





以上、雲の上の”至極の時間”の夢物語でした。













寄席・芸能 | 12:46:01 | トラックバック(0) | コメント(0)
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